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「私が現場を変えられる理由(代表の歩み)」

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志心 代表/自動車補修塗装 テクニカルインストラクター(育成・品質)

棚橋 昭宏

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【1979年・泥にまみれた「修理屋」からのスタート】

1979年、まだ世間で「修理屋」と呼ばれていた時代に、私は自動車整備の世界へ飛び込みました。

右も左も分からないまま現場に立ち、泥にまみれ、工具の扱いから段取り、仕上がりの基準まで、体で覚える毎日。失敗してはやり直し、先輩の背中を追いかけ、少しずつ「仕事として通用する精度」を身につけていきました。

 

 

【現場歴17年・「なぜそうなるのか」を掘り下げた日々】

その後、板金塗装の現場に約17年従事。

鈑金の歪みをどう戻すか、下地をどう作るか、塗装でどう“面”を整えるか。ひとつの工程のわずかなズレが、最終品質に大きく響く世界です。だからこそ、私は「なぜそうなるのか」「どこで品質が決まるのか」を徹底的に掘り下げ、作業の意味を理解しながら技術を磨いてきました。

 

 

【感覚を排除し、工賃売上100%アップ(倍増)を達成】

工場長を務めた時代には、現場の作業効率化を徹底的に追求しました。

単にスピードを上げるのではなく、ムダな動き、ムダな待ち時間、ムダな手戻りを減らし、品質を落とさずに生産性を上げる仕組みを作る。工程の見直し、役割分担、段取りの標準化、道具や材料の配置、チェックポイントの設定――。

こうした積み重ねの結果、「工賃売り上げ100%アップ(倍増)」を達成しました。数字として結果を出せたのは、現場の“感覚”だけに頼らず、再現できる形に落とし込んだからです。

 

 

職人のプライドを知るからこそ、現場は否定しない】

現場の苦悩も、職人のプライドも、誰よりも知っています。

忙しさの中で品質を守る難しさ、教えたいのに時間がない現実、できる人に仕事が集中してしまう構造、そして「見て覚えろ」で育ってきた文化の強さ。だからこそ私は、現場を否定するのではなく、現場の価値を守りながら、次の世代へ確実に渡す方法を探し続けてきました。

 

 

【確信へのステップ:「技術は才能ではなく、設計できる」】

その後、ボデーリペア研修所で塗装科講師を務め、教える立場として技術を体系化する経験を積みました。

教えるというのは、できる人の頭の中を言語化し、順序立てて伝え、相手が再現できるように導くことです。ここで私は、「技術は才能ではなく、設計できる」という確信を強めました。

 

 

【世界基準の原理原則:トラブル再発を防ぐ手順化】

さらに、世界的な外資系塗料メーカー(アクサルタ)ではテクニカルインストラクターとして、水性塗料の普及や海外向けトレーニングを担当。

材料や設備が違っても通用する“原理原則”を軸に、現場で起きるトラブルを整理し、再発を防ぐための手順に落とし込む。国や文化が違っても、品質を作るポイントは共通している――その事実は、私の指導の土台になっています。

 

 

【自動車メーカーでの結論:技術継承は気合いではなく“設計”】

そして国内自動車メーカー(ダイハツ工業)のサービス部では、技術研修や検定、BP技術コンクールの企画・運営を統括。個人の腕前だけでなく、組織として技術を底上げする仕組み、評価基準、育成の導線づくりに深く関わってきました。

「何をできれば合格なのか」「どこまでできれば現場で任せられるのか」を明確にし、育成と評価をつなげる。ここでも私は、技術継承は“気合い”ではなく“設計”だと実感しました。

 

 

​2026年8月

仕組みで育ち、仕組みで品質を守れる現場へ。


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